マンションを購入してからなんか家のインテリアがパッとしないなって思っていました。以前、ウォールペイントに挑戦してみたのですが、もう慣れてそろそろ雰囲気変えたいなーと思っていた矢先・・・思い出しました
インテリアオプション会の最高峰(?)エコカラットを!
ただ、やってみようにもノウハウがネットに転がっているわけでもないので色々と調べました。この記事ではエコカラット施工のHow toと実際にやってみて気をつけたほうが良い点を記事にしてみたいと思います。まずは準備編です。
ちなみに、きれいに早く仕上げるには業者に頼むのが1番です。実際に自分で施工してみると思っていた以上に大変なので「単純にエコカラットを取り付けたい」という方は業者に問い合わせしてください。
ですが、一度DIYで施工する方法を覚えてしまうと後で他の面に割安で施工することもできますし、費用の面で大きなメリットがあります。また、自分でやりとげた感覚や愛着がわくという精神的なメリットもありますね。
施工マニュアル
エコカラットはINAXの商品です。INAXのWebサイトには商品情報の他に「施工マニュアル」(下記URL)というものを用意しています。まずはこちらを読んでみて「自分で出来そうな範囲かどうか?」を判断してみてください。
特に最後の方のページある新築時における壁紙の上への施工については読んでおきましょう。壁の下地によって施工方法が変わってきます。我が家は石膏ボードで壁紙がビニル系なので今回は壁紙の上から施工する方法で説明していきたいと思います。逆にオレフィン系の壁紙の場合は壁紙を剥がさないと接着できないようなので、自分の壁紙の種類がわからなければハウスメーカーや販売店なりに問い合わせしてみてください。
施工場所と商品を決める
なんとなく自分で出来そう!とすこし自信があるようでしたら、次にどの場所にどの商品を貼り付けるかを来ます。LIXILのサイトには「エコカラットシュミレーター」というページがあり、様々なエコカラットを壁に貼り付けたイメージを確認できるようになっています。
https://www.ecocarat.jp/simulation/
今回はリビングダイニングをグッとオシャレにたかったので、キッチンカウンターにちょっとNYスタイルっぽくて清潔感のあるグラナス ハルト(ホワイト)を施工することにしました。
キッチンカウンターには角があるので、専用の角材も購入しました。
設計図を書く
寸法さえ分かればどのようなツールでも良いのですが、私は「Sketchup」という3Dのモデリングツールをオススメします。3Dって難しそう…って思われるかもしれませんが使い方はめちゃ簡単です。建物のような角張ったものは長方形ツールと寸法の数値入力だけで大部分作れます。Sketchupは個人で使う分には無料ですし、Windows / Mac版どちらも用意してあります。
私が作成した3Dの設計図はこのようになりました。
ちなみに施工前のキッチンカウンターはこんな感じです。
3Dモデルの良い所は2次元の製図では分かりにくい「厚み」を把握できることです。入隅(凹んでいる角)の部分をどのように重ねて、寸法はいくつにすれば良いかも自分で計算する必要がなく、単純に定規ツールで測ってしまえばOKです。またこの段階で必要な枚数を数えておきます。
エコカラットは商品によってタイル同士の隙間を開ける/開けないが違っています。
通常は均等割り付け(貼る面の中央からエコカラットを配置し、隅の方に小さい切れっ端がでないようにする)で行いますが、曲がり材を使用している場合は、角から配置していく方法をとるので、切り出しの位置が変わってきます。施工マニュアルには商品ごとの配置方法についても説明があるので自分が使おうと思っている商材と近いものの内容を確認し、仕様を反映させながら設計した方が良いと思います。
道具を準備する
施工を始めるにあたっていくつか特殊な道具が必要となってきます。
- スーパーエコぬーる
エコカラット専用の接着剤です。1㎡あたり1kg使うので、施工面積によって量を調整してください。
- スターターキット
INAXには専用のスターターキットがあります。正直言うと使っていない道具もありますが、3と4の切断台は必須なので購入するしかありません・・・。
他の道具は100円ショップ(ダイソー)で揃えたものです。最近の100円ショップはすごいですね。特に工具が。ホームセンター並に商品が充実しているしもちろん価格が安いのでDIYを行うには持ってこいだと思います。ただ、店舗によって取り扱っている商品が違うので、もし置いていなかったとしても他の店舗にあるかもしれないので探してみてください。
- 紙やすりグリップ
- 紙やすり(#60あたりの荒いもの)
- タッカー(巨大なホチキス、壁紙の上から施工する場合)
- タッカー用針
- 安全メガネ
- マスカー(養生テープとビニールがくっついたもの)
- ドリル歯(穴を開ける場合)
- エンドニッパー(食い切り)
- スクレーパー(壁紙を剥がす場合)
また、写真にはありませんが下記も揃えました。
- マスキングテープ
- まな板(コテ台の代わり)
- 濡れ雑巾やウェットティッシュ
- 爪楊枝
- マスク
その他、100円ショップで揃わなかったものはAmazon、楽天などで注文しました。
- コーキング剤
- 追加の楽省スペーサー(スターターキットには既に数枚含まれています)
- ドリル(穴を開ける場合)
- クシ目ゴテ
クシ目ゴテは必須だと思います。エコカラットの施工で重要な点は接着剤(エコぬーる)をキレイに均等に塗ることであるらしく、このコテを持っていないと塗りムラができてしまい出来上がりに影響するらしいので是非購入してください。一般のホームセンターにもあるので探してみてください。
コーキング剤は施工時にできてしまった隙間や折れたエコカラットを修復するのに使ったりします。エコカラット専用のものもありますが、一般のホームセンターでも取り扱っています。エコカラットの色に合ったものを選ぶと良いでしょう。
ドリルは最初安物を使っていましたが、DIYにハマっていくと良い道具が欲しくなっていくもの・・・であれば、今後も他に使う場面も出てくるので、思い切って良い商品を買っておいた方が良いと思います!
やはりお勧めは定番のマキタですね!
次からは実際の施工の説明をしたいと思います。