バルコニータイルで自宅をオープンテラスカフェ風にDIY!

DIY バーセア完成(昼)

新型コロナウィルスによる外出自粛が求められる中、おうちだけではなかなかリフレッシュできない、そう思われている方も結構多いのではと思います。

そんなときは発想を切り替えてみて、如何におうち時間を楽しむかに考え方をシフトしてみるのはいかがでしょうか?

最近はカフェでゆっくり寛ぐことも憚れるので、手付かずだったバルコニーをおしゃれにしてオープンテラス カフェのような空間を作ってみたいと思います!施工前はこんな感じで、ザ・標準ってイメージのバルコニーです(この状態でも不満があるわけではありませんよ)

施工前のバルコニー

色々と検討しましたが、質感や機能性の良いTOTOのバルコニータイル「バーセア」をDIYで施工することにしました。

準備物

バルコニータイル TOTO バーセア

バルコニータイルは様々なメーカー、またホームセンターなどで購入できますが、やはりここは陶器専門メーカーであるTOTOのバーセアをお勧めしたいと思います。ホームセンターで購入できるタイルと価格が倍ぐらい違いますが、下記のメリットと長期的に使用することを考えると、性能の良い方を選ぶ方が良いと思います。

  • 多彩なデザインバリエーション。質感に拘った作り。
  • 容易なメンテナンス性。水とブラシで綺麗な状態に元どおり。

ただ、一つ難点をあげるとすると、DIYユーザーにとってはサイズバリエーションが甘いということが挙げられます。

例えば、テラコッタ調のMBシリーズは質感・デザインがとてもよいですが、サイズが30cm2の大判のバリエーションしかありません。隅や排水溝のパイプなどバルコニーの入り組んだ形に合わせて施工するにはどうしても切断が必要になってきます。その際、ディスクグラインダー等の電動工具が必要になったり、切断する際の騒音がすごく近所迷惑になったりと、なかなか日曜大工でやるにはハードルが高くなってしまいます。

ただ、バーセアには2×2マス、3×3マス、6×6マスの商品もあり、色味が近いモノを併用して統一感を出すことも可能です。各デザインとサイズのバリエーションか下記URLを参考にしてみてください。

https://jp.toto.com/products/tile/basea/products/spec/index.htm

今回は明るい印象にしたかったので、まずサンプルとして下記のタイルを1枚ずつ購入してみました。

バーセア数種類
  • 右上: TOTO MN03 オフホワイト 6×6マス
  • 中央上:TOTO MG03 オフホワイト 3×3マス
  • 左上: ニトリ NT-TT01 3×3マス
  • 右下: TOTO MB03 ラテラホワイト 30cm2大判
  • 中央下:TOTO MB04 ラテラベージュ 30cm2大判
  • 左下: TOTO MU01/300 ベイクベージュ 30cm2大判

色々比べる中で一番色味が合っていた、テラコッタ調のMB03 ラテラホワイトをベースに、MG03の3×3マスのタイルMN03の6×6マスのタイルを併用することにしました。

>TOTOさん
各デザインに大判、3×3マスの中判、6×6マスの小判サイズ揃えてもらうとDIYユーザーとしては加工しやすくなるのでとってもありがたいです!(切実)

TOTO 飛散防止部材

後述しますが、マンションの場合は暴風時のタイルの飛散防止対策が必要かどうか事前に確認しておく必要があります。バルコニーの仕様によっては下図のような飛散防止部材が必要なので、併せて購入ください。色はグレーとブラウン系があります。

ノコギリ

3×3マス・6×6マスのバーセアはノコギリで簡単にカットすることができます。カッターでは難しいので、高いモノでなくてよいのでノコギリを用意してください。

ニッパー

バルコニーに段差がある部分は、バーセア裏側の突起部をカットすることで調整することができます。高いモノでなくてよいのでニッパーを用意しておきましょう。

施工手順

バーセアの仕様を確認

※超重要

TOTOのWebサイトでもひっそり記載がある程度で、私は実際バーセアを購入してから気づいたのですが、マンションのバルコニーの構造・階数により設置可/不可が定義されています! 
バーセアを購入してから「しまった!設置できない!」とならないよう、下記のサイトで確認しましょう。(もっと気付き易く掲載してください。TOTOさん・・・)自分家は幸い、飛散防止部材を併用すれば設置可能な条件だったのでなんとかセーフでした。

出典:TOTO バーセア 強風対策

測量する・基準を検討する。

次にバルコニーの寸法を測り、自分好みのバーセルの必要な枚数を計算します。この際、どこを基準にしてレイアウトしていくか決めてください。我が家では残念なことにバルコニーに避難はしごがあるので、避難はしごをうまく回り込むような形でレイアウトするよう基準を決めました。

レイアウトする際はノートに図面を書いて記入するのも良いですが、私がDIYを行うときは、主に SketchUpという3Dソフトを利用しています。3Dソフトの中ではかなり操作が簡単な部類になりますし、完成形のシミュレーションもできるのでオススメしています。

https://www.sketchup.com/ja

このような感じで事前に設計し、必要な枚数を計算していきます。

完成予想図

で、実際に購入してみたら、こんな分量になってしまいました!!!

バーセアの箱

タイルを仮置きする

バーセルが届いたら、まずは結合せず仮置きしてください。そして図面と比較して間違いがないか、細かい調整が必要でないか確認してください。

仮置き

結合する

ざっくりしたレイアウトで問題なければ、基準からバーセアを結合していきます。バーセアの裏側は連結部に凸部と凹部があるので、これを組み合わせるだけの簡単作業です。ちなみに下図の左側は6×6マスのMN03、右は3×3マスのMG03なのでサイズ違いでもうまく組み合わせることができます。

バーセアの裏側

凸凹を合わせて上から押すとパチンという反応がくるので、それがうまく接続できた証拠です。

バーセアの結合

隅・端を埋める

大判のタイルをあらかた敷き詰め終わったら隅の処理を行います。MG03の3×3マスのものとMN03の6×6マスのものを組み合わせて隅を埋めていきます。

まず、ノコギリでタイルの間を沿うように切断します。実際に切るのはゴム部なので力も必要なく簡単です!

バーセアの切断

で、隙間を埋めるように配置します。作業している間、テトリスをやっているみたいな感覚がします(笑)今回は隅をこのように施工しました。

隅の加工

避難はしごを回避する

我が家は残念ながら避難はしごがあるため、それを避けて配置しなければなりません。余分な凸部や3×3マスの部材を先ほどと同じ要領でカットし、はしごに干渉しないように加工しました。

避難はしご用の加工

そして、完成形がこのような形です。

避難はしご周り完成

段差を調整する

バルコニーによっては、エアコンの排水ダクトが標準で設置されているところもあると思います。その分凹凸ができてしまい、タイルを置くと浮いてしまいます。

バルコニーの段差

そのような場合は、ニッパーを使って足をカットしましょう。カットした先端は飛び跳ねやすいのでゴミ袋などに目掛けてカットするようにしてください。

バーセアの足のカット

飛散防止器具を設置

前出の通り、バルコニーの仕様によっては飛散防止部材が必要な場合があります。飛散防止部材は凸凹にかかわらずバーセアの4辺どこでも接続可能です。

飛散防止部材の接続

外側のタイルを囲うように飛散防止部材を設置してみました。これで少々の暴風雨では捲れ上がりませんので安心です!

飛散防止部材
飛散防止部材

完成

ここまでできたら完成です!いかがでしょうか?これまでのベランダと印象がかがりと代わり一気に高級感でたのではないでしょうか?

バーセア完成

こんな感じでチェアやテーブルなどを置いて、過ごしやすい天気のときはバルコニーでゆっくりするのって最高じゃないですか!?

バーセア完成(昼)

夜は夜でライトアップを取り入れることで、グッとムーディな感じになります。仕事終わりにウィスキー片手に一息つくのも最高そうです!!

バーセア完成(夜)

わざわざ外出してカフェやバーで一息つかなくても、自宅のバルコニーをおしゃれにすることで、いつでもリラックスできる空間を手に入れることができますよ。

さいごに

バルコニータイルをDIYで施工する方法を紹介しましたが、いかがでしたか?

昨今は新型コロナウィルスのため外出しにくい状況が続いていますので、発想を変えておうち時間を楽しむことにシフトしてみてはいかがでしょうか?

その点、DIYは労力はかかるものの、趣味の一つと捉えれば達成感があり自己満足を叶えられるものです。更に、業者に頼む工賃がかからないため比較的安価に済ませることができるで非常におすすめです。

今回ご紹介したバーセアは特に設置が簡単なので、お子さんなどと一緒に行うのも楽しいですよね!

子供と施工

このブログでは他にも日々の暮らしをアップデートできるようなDIYやインテリアについての情報を記載してきたいと思います。

また、完成写真に載っていた折りたたみ椅子も非常にお勧めなので、こちらの記事もご参照ください。

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