新型コロナによる外出自粛、いつになったら外で遊べるんだろう・・・ずっと家にいるとそんな気持ちでモヤモヤしてしまいますよね。そんなときは気持ちを切り替えておうちでできる楽しみを見つけてみましょう!
ということで、久々にインテリアのDIYを行ました。今回は“フロアタイル(ビニル床フロアタイル) “のDIYを紹介します。
お部屋の雰囲気を変えるには面積の大きいところから・・・というのがセオリーですが、壁も床もDIYで変えるのは大変そうですよね・・・
ですが、フロアタイルのDIYはとても簡単!!です。カッター1つあれば加工できますし、床面への貼り付けも弱粘性の両面テープを使えばかなり省力化できます。弱粘性なので現場復帰も可能で賃貸でも安心して取り組めます。また、ビニル床タイルは種類が沢山ある上に 素材費も安いので、初心者の方にとてもお勧めです!
自宅は洗面所は塩ビの床材というごく一般的な仕様のため、物足りなさを感じていました。ビフォーはこちらです。
では、これから施工について説明していきます。
準備・必要な道具
必要な材料は至ってシンプルで、特別な工具はいりません。
- フロアタイル(ビニル床タイル)
- 目地棒(必要な場合)
- 床材用両面テープ
- カッター
フロアタイル(ビニル床タイル)
ビニル製ですが侮ることなかれ。実物をみると思ったよりビニル製であることが分からないような製品もあります。
まずはサンプルを複数入手し、思い描いているイメージに近いものを選びます。楽天のサイトではサンプル入手できる店舗もいくつかあります。 有名なメーカーですと、東リとサンゲツですね。
今回は、石目調のクールな印象にしたかったため、 東リの”ロイヤルストーン PTS2054″を購入しました。必要枚数を入力して購入できるサイトもありますが1ケース毎(14枚)に送料がかかるため、予備も兼ねて14の倍数の枚数で買うようにしましょう。この商品だと1ケースで約3平米弱施工できます。
目地棒
こちらはお好みですが、目地埋めをしたタイルのような雰囲気を出すため”目地棒”というゴム製の棒が販売されています。東リ目地棒の3mm厚 3mm幅のホワイトを購入しました。思ったよりも真っ白でした。色は様々なものが出ているので探してみてください。
目地棒はやや伸縮性があるため、洗面所のような濡れる可能性がある場所だと水が隙間に浸透しないようにする役目も果たすことができます(その分、きっちりとした寸法で作る必要がありますが)
両面テープ
きっちり作る場合はボンドでしっかり固定する必要があると思いますが、ぷちリフォームであり、また飽きたらデザインを変えたくなることも考慮して、リンレイの”床材固定用両面テープ 品番950″を選びました。
このテープの優れたところは下記です。
- 片面が強粘着、もう一方が弱粘着のディファレンシャルタイプ。簡単に剥がせるので飽きたら何度でもリフォームが可能。
- 軟質塩ビ床にも使用できる一般家庭向け
※品番920は塩ビ床に向かないのでご注意ください!
※弱粘着といえど、結構粘着力は強いのでしっかり貼ると取れにくくなります。剥がすことを考慮するのであれば、点で少しずつテープを貼る方が良さそうです。
施工方法
とても簡単です。カッター1つあれば加工できます。
1.目地棒とタイルを交互に並べる
まずは、四隅に目地棒を配置します。
その後、タイルを並べていきます。
タイルが450mm四方なのに対し目地棒は900mmなので、どこかで目地棒を切断しなければいけません。その際は、カッターを使い目地棒を切断します。ゴム製なので簡単に切れますね。
このような調子でどんどん並べていきます。
2.隅に合わせてタイルをカットする
隅にかかる部分はタイルをカットする必要があります。この際、定規で測って・・・といちいち計算する必要は無く、同じサイズのタイル1枚余分にあればきっちりカットできます。
まず、説明をわかりやすくするため色違いの2枚のタイルを用意しました。右側の薄いグレーのタイルが切断する方で、左側の濃いグレーはガイドとなるタイルです。
次に切断面の隣にあるタイルに、
切断したい薄いグレーのタイルをぴったりと重ね合わせます。
続いて、ガイドとなるタイルを端に寄せて乗っけます。
注意点として、目地棒の厚さを考慮してください。今回は切断タイルの両側に目地棒を配置するつもりだったので、ガイドとなるタイルの端に2本重ねて配置しました。
そして、ガイドとなるタイルに合わせて薄いグレーのタイルを切断します。
タイルは1〜2度切り、折るだけで綺麗に割れます。力も入りませんし、誰にでもできる作業です。
このようにすると、定規がなくてもピッチリ隙間なく切断することが可能です。
この切断方法をうまく応用することで、出隅の部分など複雑な形状も簡単にカットすることができます。
3.テープで固定する
実は2の工程できっちりとした寸法で作ればタイルと目地棒の張力であまりずれることもなく、わざわざ固定する必要もありません。ですが、念のため、タイルの中央にちょっとだけ両面テープを貼ります。
この程度でも、十分粘着力があるので固定することができます。
完成
このような調子でタイルを並べていくだけで完成です。
何の変哲もないビニル床が、高級感のある床に生まれ変わりました!
費用
今回の費用です。洗面所なので施工面積3平米弱でした。ね、意外と安いでしょ?
フロアタイル(14枚、約3平米弱、送料込み) | 約6,000円 |
目地棒(ホワイト、送料込み) | 約5,000円 |
床材用両面テープ(送料込み) | 約2,000円 |
合計 | 約13,000円 |
最後に
いかがだったでしょうか?フロアタイル(ビニル床タイル)は加工もしやすく、費用もそれほどかからないためDIY初心者にはうってつけのアイテムだと思います。また、剥がしやすい両面テープを利用すれば撤去も簡単にできるので、賃貸物件でも安心して施工することができます。
他にもDIYに挑戦しているのでご覧ください。